折りたたみ傘の撥水加工が効かなくなって困った経験、ありませんか?せっかく買った傘なのに、水をはじかなくなってしまうと大変ですよね。しかし、実は自宅で簡単に撥水効果を復活させる方法があります。
今回は、折りたたみ傘の撥水加工が落ちた時の対応策と、効果を長持ちさせるコツについて詳しく説明していきます。
この記事を読めば、撥水加工が落ちた折りたたみ傘を自分で復活することができます。さらに、撥水効果を長く保つ方法も身につけることができます。
1.撥水加工が落ちた時の対応策
1.1. ドライヤーで簡単に復活
最も手軽なのが、ドライヤーを使う方法です。
手順:
①傘を広げる
②ドライヤーを中〜強に設定
③生地から約5cm離して熱を当てる
④傘の中心から外側に向かって均等に温める(約5分)
ポイント:
撥水加工の主成分であるフッ素樹脂は、熱で再活性化します。ただし、熱の当てすぎはNG。必ず距離を保ち、全体的にムラなく温めましょう。
1.2. アイロンで効果を取り戻す
少し手間はかかりますが、熱を均等にかけたいならアイロンも有効です。
手順:
①傘を広げ、アイロン台やタオルの上に置く
②アイロンは低〜中温(化繊モード)に設定
③三角形の生地ごとに軽くアイロンをかける
④全体にムラがないか確認
⑤使用後は傘を広げたまま自然冷却
注意点:
高温はNG。まずは目立たない箇所で試してから全体にかけましょう。
1.3. 撥水スプレーを使う
長期間使った傘や加工が完全に落ちた傘には、撥水スプレーが効果的です。
使用手順:
①屋外や換気の良い場所で行う(マスク・手袋着用)
②傘を広げ、表面を軽く拭き取り汚れを落とす
③スプレーを20〜30cm離して全体に均一に吹きかける
④陰干しでしっかり乾燥(直射日光は避ける)
注意点:
製品の説明書をよく読みましょう。素材によっては変色や劣化の可能性があるため、事前にパッチテストを行うと安心です。
撥水効果を長持ちさせるお手入れのコツ
撥水加工を復活させたら、次はそれをできるだけ長く保つためのケアが重要です。
2.撥水効果を長持ちさせるお手入れのコツ
2.1. 使用後は必ず陰干しする
濡れたまま畳むのはNG。カビや臭いの原因になります。
正しい陰干し方法:
①傘を広げ、表面を上にして風通しの良い日陰に置く
②約2〜3時間、完全に乾くまで放置
③完全乾燥後に畳む
ポイント:
直射日光は避けましょう。ベランダや室内の風通しの良い場所が最適です。
2.2. 汚れは「たたき洗い」で落とす
ゴシゴシこすると撥水加工が剥がれてしまうので注意。
たたき洗いの手順:
①ぬるま湯に中性洗剤を溶かす
②スポンジに泡をつける
③傘を広げ、軽く叩くように洗う
④清水でしっかりすすぐ
⑤陰干しで完全に乾燥させる
ポイント:
洗剤は少量でOK。洗った後は丁寧に乾燥させましょう。
2.3. 濡れた生地に触れない
触れるだけでも手の油分が生地に付き、撥水力を落とす原因になります。
正しい扱い方:
①傘を閉じる時は持ち手やネームバンドを使用
②傘を振るときは他人に水がかからないように注意
③持ち運びには専用の傘カバーを使用
ポイント:
ハンドクリームを塗った直後などは傘に触れないように気をつけましょう。
2.4. 保管時は完全乾燥させる
湿ったまま保管するとカビや劣化の原因になります。
正しい保管方法:
①傘を完全に開いて余分な水分を振る
②陰干しでしっかり乾燥
③骨や隙間まで確認してから畳む
④傘袋に入れて、風通しの良い場所で保管
ポイント:
湿気の多い場所や直射日光の当たる場所は避けましょう。乾きが不十分なまま畳むのは厳禁です。
3.まとめ
お気に入りの折りたたみ傘を長く愛用するためには、日々のちょっとした工夫が大切です。撥水性能はドライヤーや撥水スプレーで復活させることができ、陰干しやたたき洗いといった基本のケアを丁寧に行えば、効果を長持ちさせることが可能です。
お気に入りの折りたたみ傘を長く使うためには、「使った後のひと手間」がカギになります。適切な方法で撥水加工を復活させ、丁寧なケアを心がけましょう。