折りたたみ傘を使っていると、「傘全体はまだ水を弾いているのに、折り目だけが暗く濡れたように見える」
そんな経験をしたことはありませんか?
新品の傘であっても、数回使用しただけで 折り目部分の水弾きが悪くなる ことがあり、多くのユーザーが疑問に感じる現象です。
本記事では、この現象が起きる科学的な理由と、撥水性を長持ちさせるための具体的な対策 をまとめました。
折りたたみ傘の撥水低下が気になる方や、大切な傘を長く愛用したい方はぜひ参考にしてください。
1|折り目だけ濡れやすい…よくあるユーザーの悩み
雨が当たると折り目だけ色が濃くなる
水滴が転がらず、じわっと馴染んでしまう
他の部分は水を弾いているのに、折り目だけ撥水しない
これらの現象を見ると、「防水機能が落ちたのでは?」と感じてしまいがちですが、実はそうではありません。
撥水性の低下 = 防水性の低下 ではありません。
折り目が濡れて見えるのは、表面の撥水加工が弱っているだけであり、生地内部の防水コーティングは維持されています。
つまり、折り目が暗く見えても、水が漏れているわけではありません。
2|なぜ折り目だけ撥水性が落ちるのか?
折りたたみ傘は構造上、折り目部分に最も負担が集中します。
そのため、表面の撥水加工が真っ先に弱くなりやすい――言い換えると「折り目は撥水性が低下しやすい弱点」なのです。
3|折り目の撥水性が低下する3つの原因【専門解説】
原因①|折り目への摩擦と圧力が強い(物理的劣化)
折りたたみ傘は、開閉するたびに同じ箇所が折れ、強い圧縮、繰り返しの摩擦、微細な変形が発生します。
その結果:
撥水加工が削れやすい
繊維表面が荒くなる
水滴が球状になりにくくなる
摩擦による表面劣化こそが、撥水性低下の最も大きな原因 です。
原因②|手の皮脂・油分が付着しやすい(化学的劣化)
傘を折りたたむ際、指が触れやすいのは多くの場合「折り目付近」です。
皮脂・汗・ハンドクリームなどの油分が付着すると、
撥水加工の表面を覆ってしまう
水が馴染みやすくなる
撥水角度が低下する
撥水加工は油分に弱いため、折り目が真っ先に影響を受けます。
原因③|環境配慮型の撥水剤は耐久力が低い(素材特性)
近年の傘には、環境負荷の少ない C6 や C0(フッ素フリー)撥水剤 が多用されています。
安全性は高いものの、摩擦に弱い 、油分に弱い 、劣化が早いという特徴があります。これにより、折り目の撥水性低下がさらに早まってしまうのです。
4|折り目の撥水性を取り戻し、長持ちさせるための対策
対策①|折りたたむ際はできるだけ傘布に触れない
収納ベルトを使ってまとめる
布を指で強く押しつぶさない
皮脂が直接付かないよう意識する
「触らないこと」こそ最大の予防策 です。
対策②|撥水スプレーで定期的にメンテナンス
市販の撥水スプレーは、表面の撥水加工を再補強し、折り目の水弾きを改善するのに非常に有効です。
使用のポイント:
傘を完全に乾かしてから使用
20〜30cmほど離して均一に噴霧
特に折り目を重点的に
乾燥後に軽く熱を当てると効果UP(ドライヤー弱風など)
対策③|使用後は必ず “開いた状態” で乾かす
濡れたまま畳むと、撥水剤が流れやすい、生地の劣化が加速 、カビの原因にもなる
必ず十分に乾かしてから収納しましょう。
5|まとめ:折り目の撥水低下は自然現象。正しいケアが長持ちのコツ
折りたたみ傘の折り目が撥水しなくなるのは、摩擦や折り畳みによる圧力、皮脂による撥水層の汚れ、環境配慮型撥水剤の耐久性といった要因による自然な現象であり、決して不良品ではありません。
正しい使い方と定期的なメンテナンスによって、撥水性は回復・維持が可能です。
大切な折りたたみ傘を長く快適に使いたい方は、ぜひ今日からケアを取り入れてみてください。
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